エンドリックを脅かすレアルの“新2番手FW”へ? CWCで猛アピールする21歳の逸材の評価急上昇「ベンゼマの片鱗を垣間見せるほど」

CWCで奮闘するガルシア photo/Getty Images

新たなホセル役になれる可能性

これまでも何度かレアル・マドリードのトップチームで印象的なパフォーマンスは見せていたが、現在開催中のクラブワールドカップ2025で猛アピールしているのが21歳のFWゴンサロ・ガルシアだ。

キリアン・ムバッペがコンディション不良で欠場していることもあるが、新たに指揮官に就任したシャビ・アロンソはCWCで積極的にガルシアを起用している。

ガルシアもその期待に応え、グループステージ初戦のアル・ヒラル戦で貴重なゴールを記録。続くパチューカ戦でもセンターフォワードとして先発しており、スペイン『SPORT』は早くもブレイクの可能性を予感している。

ムバッペ、ヴィニシウス・ジュニオールらで構成される前線は強烈だが、今季のレアルは『ホセル役』をこなせるFWが不足していると言われてきた。ホセルは2023年にエスパニョールからレアルに加入し、バックアッパーFWとして1年間戦ったスペインのベテランFWだ。出番は限られていたが、ホセルはここぞの場面で結果を出してくれるスーパーサブ的存在だった。ホセルの存在も2023-24シーズンのリーグ制覇&チャンピオンズリーグ制覇に欠かせなかった。

ガルシアも今のレアルでFW1番手になるのは厳しいが、スーパーサブになれる可能性はある。同メディアはパチューカ戦のパフォーマンスについても、「初戦よりさらに素晴らしいパフォーマンスだった。ゴールこそなかったが、ゴールに背を向けた状態でのプレイ、チームメイトとの連携、守備貢献度も素晴らしかった。チームメイトとの連携においては、カリム・ベンゼマの片鱗を垣間見せるほどだった。チームのゴールにも関与し、すぐにでもトップチームに貢献できるという明確なメッセージを送った」と絶賛している。

今夏の市場でホセルに代わるバックアッパーFWを探すとの話もあったが、アカデミーから上がってきたガルシアがその役割をこなしてくれるならば新FWは必要ないかもしれない。

忘れてはならないのが、チームにはブラジル期待の若きFWエンドリックもいる。ガルシアのパフォーマンスがエンドリックにプレッシャーを与えることになるのは間違いなく、同メディアも2番手FWの座をガルシアに奪われる可能性があると見ている。

今季もガルシアはカスティーリャでリーグ戦25ゴールを挙げるなど抜群のパフォーマンスを見せていたが、今季一気にトップチーム定着となるか。


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