32歳でプレミア二桁得点が途切れたソン・フンミンはピークを過ぎたのか アタッカーにとって気になる30代の壁

トッテナムで活躍を続けてきたソン・フンミン photo/Getty Images

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今季のパフォーマンスをどう評価するか

トッテナムでの通算成績は454戦173ゴール101アシストと、韓国代表FWソン・フンミンの残してきた成績に文句はつけられない。

しかしソン・フンミンも32歳を迎え、スピードの部分などピークを過ぎつつあるとの印象もある。トッテナムとは2026年まで契約を残しているが、データサイト『Opta Analyst』はこの夏に別れを告げるべきなのかもしれないとソン・フンミンの現状にスポットを当てている。

今季のソン・フンミンはプレミアリーグで7ゴール10アシストを記録しており、決して悪い成績ではない。しかし、2016-17シーズンから8シーズン連続で達成してきたプレミアリーグ二桁得点は途切れてしまった。
また今季後半戦は怪我の問題もあり、ラスト18試合の公式戦で1ゴールしか奪えなかった。今季は筋肉系の怪我もあったが、当然ながら年齢と共に怪我のリスクも増す。

ソン・フンミンは主に左サイドからの仕掛けを得意としているが、1対1ではスピードが重要な武器になる。そこが衰えるとアタッカーは苦しくなるが、ソン・フンミンはまだ違いを生み出せるだろうか。

今季のトッテナムはヨーロッパリーグを制したものの、リーグでは17位に沈むなどアンジェ・ポステコグルーの下で苦戦していたのも事実。チーム全体の乱れがソン・フンミンのパフォーマンスに影響を与えたところもあるはずで、やや評価の難しいところはある。

同サイトは今季ソン・フンミンがプレミアリーグで先発した24試合ではトッテナムの勝率が41.7%だったのに対し、先発から外れた14試合では7.1%にまで勝率が落ちたデータも紹介している。攻撃面、そして精神的支柱としてまだまだ重要な存在であることの証なのだろうか。

新シーズンよりトッテナムはトーマス・フランクが指揮官に就任するが、ソン・フンミンを含め前線の構成にどう手を加えてくるか注目される。

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