亀田和毅が那須川天心に「KO狙いにいくな」とアドバイス 「日本人の中で多分一番速い」「スピードで圧倒した方が、かっこええ」

前戦で王者レオに善戦した和毅 (写真:本人インスタグラムより)

メイウェザーを例に挙げて力説

亀田三兄弟の三男・亀田和毅が、YouTubeチャンネル「TMK BOX TV」で、WBC世界バンタム級1位・那須川天心の戦い方に言及した。

和毅は、プロキャリア47戦を誇る元2階級制覇の世界チャンピオン。那須川が戦うバンタム級でも戴冠している。先日、IBF世界フェザー級タイトルマッチで王者アンジェロ・レオに挑戦するも、惜しくも判定負けを喫し王座返り咲きは果たせなかった。

今回、その和毅は、WBA同級6位ビクトル・サンティリャンと同級10回戦で対戦し、3-0の判定勝利を飾った那須川の試合を観たと語った上で「ノンタイトル戦の判定って結構、世界のジャッジと違う。全員が日本人で〝ひいき〟ではないけど、ちょっと日本有利にする。数字だけ見たら圧勝だけど、内容で見たらそうではない」と厳しい評価を下した。

続けて「サウスポーより右とやってる時の方がポジションとか動きが良かった。世界レベルのサウスポーとやったら、ちょっと怖いかも分からんな」と述べると、世界戦は那須川が経験したことのない12Rになることに懸念を示す一幕もあった。

それでも和毅は、那須川のポテンシャルを高く評価。「俺だったら、KOを狙いにいくなと言う。ポイントでいった方がいい。スピードむっちゃ速いし、ハンドスピードも速い」とアドバイスと賞賛の言葉を送ると「スタイルってそれぞれいっぱいあるもん。倒せる選手もおるし、倒されへん選手もおるし」と自分の考えを肯定した。

その後、和毅は50戦全勝の伝説のチャンピオン、フロイド・メイウェザー・ジュニアを例に挙げ「メイウェザーだってKOしてないのに、50戦して、KOが半分。最後の方はほとんどKOしてない」と説明すると、再度、那須川のスピードを誉め「スピードで圧倒した方が、かっこええ。日本人の中で多分一番速い。それに力でいくと、スピードが遅くなる」と武器が失われてしまうリスクも指摘した。

那須川は、現時点では今秋にも世界戦を行う予定。果たして今後、そのプランに変更はあるのか、またはそのまま王者まで上り詰めるのか、彼の挑戦に注目が集まる。

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