「我々はモウリーニョの兵士だった」 シェフチェンコが振り返る“勝利のみを追求した”モウリーニョ・チェルシーの記憶

チェルシーでもプレイしたシェフチェンコ photo/Getty Images

当時のチェルシーもかなりのタレント軍団だった

ミランで数多くの栄光を勝ち取った元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコは、2006年にミランからチェルシーへと完全移籍を果たした。

この移籍は決して大成功とは言えないものだったが、当時のチェルシーはかなりのタレント集団だった。シェフチェンコが加入した2006年は、MFミヒャエル・バラック、ジョン・オビ・ミケル、DFアシュリー・コールも加入。

他にもGKペトル・チェフ、DFジョン・テリー、MFクロード・マケレレ、フランク・ランパード、FWディディエ・ドログバなど、各ポジションにスターが揃っていた。そして彼らを指揮するのは、スペシャル・ワンのジョゼ・モウリーニョだ。

英『FourFourTwo』にてシェフチェンコは当時を振り返っているが、モウリーニョの下で勝利のみを追い求める集団だったと語っている。

「チェルシーには強い勝利への渇望があった。ランパード、チェフ、テリー、ロッベンといった選手がキャリアのピークにあり、そこにマケレレ、バラック、私といった経験豊富な選手が加わっていた。当時の我々は強いチームだった。当時のシーズンは序盤こそ不安定だったけど、ドレッシングルームは非常に競争的で雰囲気も良く、成功に向けて互いに刺激し合えたことが良かったよ」

「モウリーニョの下で働くのは素晴らしい経験だった。彼は常にチームにとって最善の決断を下していたからね。とても尊敬しているよ。彼は選手それぞれのモチベーションを違った方法で刺激する達人であり、我々1人1人と正しくコミュニケーションを取る術を知っていた。彼は自分の知性を使い、個人としてもチームとしても我々を束ねていた。私たちは彼の兵士とも言うべき存在だった」

2006-07シーズンはリーグこそ2位だったが、FA杯とリーグ杯は制した。モウリーニョもまだまだ若く、時に大胆な発言をするイケイケなところがあった。まさに勝利のみを追求するといった集団で、当時のモウリーニョ・チェルシーを好んでいたサッカーファンは多いだろう。

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