ついにV・ペルシーの代表通算50ゴールが見えてきた デパイがオランダ代表歴代最多得点者になる時「記録とは自然についてくるもの」

オランダ代表でゴールを重ねてきたデパイ photo/Getty Images

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フィンランド戦で得点を記録

7日に2026ワールドカップ欧州予選第3節でフィンランド代表と対戦したオランダ代表は、FWメンフィス・デパイとDFデンゼル・ダンフリースがゴールを決めて2-0の勝利を収めた。

大記録が見えてきたのは、デパイだ。今回のゴールが代表通算48点目で、同国歴代1位となる50ゴールを決めているFWロビン・ファン・ペルシーの数字に手が届くところまできた。

デパイは2015年に移籍したマンチェスター・ユナイテッドで結果を残せず、近年もアトレティコ・マドリードでは微妙な成績に終わるなど、ビッグクラブでは今ひとつ結果を残せていない。昨夏からはブラジルのコリンチャンスでプレイしていて、欧州5大リーグでの実績には物足りなさが残る。
そのせいか過小評価されているところもあるが、オランダ代表でのデパイは別人だ。ファン・ペルシーは通算102試合で50ゴールを挙げているが、デパイも101試合で48ゴールとほとんど変わらない。オランダは10日に格下のマルタ代表と欧州予選第4節を戦う予定になっていて、ここで一気に複数得点を挙げてファン・ペルシーの記録を捉える可能性も考えられる。

オランダ『Voetbal Primeur』によると、デパイ自身は記録にこだわりはないと語っているが、やはり周囲は気になるだろう。代表通算50ゴールは偉大なる大台であり、オランダではまだまだデパイがエースだ。

「僕自身より周りの人が気にしているんじゃないかな。個人的にはチームに貢献することが何より大切なんだ。記録のこともあるけど、今は予選に集中したい。記録とは自然についてくるものだからね。(フィンランド戦に関しては)少しペースを落としてしまったと思う。4-0、5-0にしないといけないゲームだった。マルタ戦ではそういう展開にしないといけないね」

2026ワールドカップ本番までにファン・ペルシーの記録を超える可能性があり、オランダにとって偉大なアタッカーであることは間違いない。最近のオランダはFWの人材育成に苦労しているところがあるため、余計にデパイの存在は重要だ。

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