町田所属サン・ジロワーズに“ベイビー・ルカク”と呼ばれる大型FW登場 僅か40万ユーロでやってきた195cmの点取り屋が面白い

サン・ジロワーズで活躍するアキンペル photo/Getty Images

続きを見る

ベルギーリーグで19ゴールを記録

今季のベルギー上位プレイオフを制し、90年ぶりにリーグの頂点に立ったロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズ。チームには日本代表DF町田浩樹も所属しているが、そのサン・ジロワーズで話題を呼ぶ大型ストライカーがいる。

昨夏にエストニアのカリュFCから40万ユーロで加入し、いきなりリーグ戦19ゴールを挙げたカナダ人FWプロミス・デイビッド・アキンペル(23)だ。

アキンペルはプレイオフ最終節のヘント戦でも途中出場から2ゴールを奪っていて、チームの優勝に大きく貢献することになった。
アキンペルは195cmものサイズを誇り、『ESPN』は「ベイビー・ルカク」なんて呼び名まであると紹介している。サイズと得点力を併せ持つ現代のトレンドに合う大型センターフォワードで、アキンペルに目をつけたサン・ジロワーズは見事と言うしかない。

アキンペルはナイジェリア代表を選択する権利も有しているが、本人はカナダ代表でのプレイを望んでいる。出場こそなかったが、今年3月のCONCACAFネーションズリーグの準決勝と3位決定戦ではカナダ代表から招集を受けており、両試合をベンチから見守っている。

アキンペルは「カナダのサッカーが僕を育ててくれたんだ。だからカナダのためにプレイし、恩返しをしたいと思っている。マーシュ(カナダ代表監督)が成し遂げたことは素晴らしいよ。急速な成長が見て取れる。その一部となれることは、またとないチャンスだと思っている」

カナダ代表ではFWジョナサン・デイビッドがエースであり、プロミス・デイビッド・アキンペルとの『デイビッド・コンビ』は将来的に面白い組み合わせになるかもしれない。

すでにアキンペルにはプレミアリーグ昇格を決めたリーズ・ユナイテッドやフランスのリール、ストラスブール、パリFCなどが関心を示しているという。ベルギーリーグで19ゴールを決めたとなれば、近い将来のステップアップは確実だろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ