スペインで輝き取り戻したアントニー、マンUでの苦悩を語る 「何日も食事も取らずに自分の部屋に閉じこもっていた」

ベティスで大活躍中のアントニー photo/Getty Images

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ベティスでは欠かせない選手に

現在レアル・ベティスへレンタル移籍中のFWアントニーがマンチェスター・ユナイテッドでの苦悩を語った。英『Daily Mail』が報じている。

2022年夏にユナイテッドにやってきたアントニーだったが、イングランドではインパクトを残すのに苦労した。チーム状況がよくないこともあったが、アントニーは批判の的となり、徐々に序列を落としていった。そんななか、今冬ベティスへレンタル移籍を果たし、復活を遂げる大活躍を見せているアントニーだが、ユナイテッドでの日々を『TNT Sports Brazil.』にて明かした。

「ベティスに来てから、私は大きく変わった。なぜなら、私生活で経験したすべてのことから、自分自身を見つける必要があったからだ。さっきも言ったように、私は色々なことをしたかったけれど、幸せではなかったし、サッカーをやりたいという気持ちが湧いてこなかったからうまくいかなかった。サッカーをすることはいつも大好きだったから、自分自身を見つけて再び幸せになる必要があった」
「その喜びを感じなくなったとき、私は(マンチェスター・ユナイテッドで)困難な時期を過ごしていた。兄にもう耐えられないと何度も言っていたんだ。兄は『もう少し頑張れ、状況は変わる』と言ってくれた。本当に辛い日々だったので、感情的になったよ」

「自宅で息子と遊ぶ力もなく、何日も食事も取らずに自分の部屋に閉じこもって過ごしていたのがどんな感じだったかは、私だけが知っている。私にとっては非常に複雑な状況だったが、神様の助けと主に家族の助けのおかげで、なんとか乗り越えることができ、今ではここでとても幸せに過ごしている」

涙ながらにユナイテッドでの日々を振り返ったアントニー。イングランドで苦しい時期を過ごしたレフティーはスペインで輝きを取り戻しており、ベティスでは公式戦25試合で9ゴール5アシストと大活躍。ECLでも決勝に進むチームで欠かせない存在となっている。

今夏の去就も注目されるアントニーだが、今季最後の試合となるチェルシーとのECL決勝でチームを勝利に導く活躍ができるか楽しみだ。

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