5・28ダブル世界戦 王者・武居由樹「いい試合をするつもりはない」「一方的に殴る試合を」と2度目の防衛に自信

ケガを負った当初は左の強化に励んだ武居 (写真:本人インスタグラムより)

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コンディションも万全

2025年5月28日に横浜BUNTAI で行われるダブル世界戦。そのメインイベントのWBO世界バンタム級タイトルマッチで防衛戦に臨む王者・武居由樹と挑戦者の同級7位ユッタポン・トンディが公式会見に臨んだ。

この両者の対戦を巡っては当初、1月24日に東京・有明アリーナで実施される予定だったが、昨年12月に武居がスパーリングで右肩を負傷。右肩関節唇損傷と診断されて仕切り直しとなっていた。

会見では冒頭に、その約4カ月間をどのように過ごしてきたかと聞かれた武居は、まず「こんにちは。足立区からきた大橋ジムの武居です」と丁寧な挨拶から始めると、隣に座るユッタポンに「5カ月間待っていただき、ありがとうございます」と頭を下げた。そして「この期間、ケガも完治し、ボクシングスキルも上げることができました。いい時間を過ごしてこれました」と万全の状態をアピールした。
続いて武居は、ユッタポンがムエタイの聖地ラジャダムナンの王者であることを聞いた際の心境について「気が引き締まりました。いい情報を得ることができました」と明かし、実際に対面して感じた印象は「隣にいてオーラがあり、強そうな選手だなと感じますね」と述べた。

そしてこの一戦への意気込みを聞かれると「初めてメインを任せていただいたので、メインらしく、良い試合をするつもりはないです。一方的に殴る試合を見せたいです」と勝利への自信を見せた。

対するユッタポンは、この試合に向けては「ワクワクして、緊張が高まって絶対に倒したいという気持ちになりました。王座は明後日、自分に代わると思います」と抱負を語った。そして「武居選手を倒して、もっと強い日本人と戦える機会を持てたらうれしい」とバンタム級の他の日本人王者との戦いも見据えていることを明かした。

果たして武居は2度目の防衛を果たすことができるか、その行方に注目だ。

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