”亀田家最終章”はまだ終わらない!? 敗れた和毅、王座へは「紙一重。工夫でいける」と手応え語る

三階級制覇を逃した和毅 (写真:本人インスタグラムより)

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王者に惜敗

亀田興毅氏がプロモーターを務めるプロボクシング興行「3150×LUSHBOMU vol.6」が24日、インテックス大阪で行われ、メインイベントで亀田三兄弟の三男・和毅がIBF世界フェザー級王者アンジェロ・レオと対戦。三階級制覇を目指したが、一歩及ばず0-2で判定負けを喫した。

三階級制覇王者である兄・興毅氏に肩を並べるべく、フェザー級王座獲得を目指したこの一戦。自身5年10カ月ぶりの世界戦で、”亀田家最終章”と意気込んだ。

試合序盤、和毅は王者相手に慎重な姿勢をとった。ただ「正直、レオはパンチもないし、いけるな、と思って」と4回から攻勢に出てペースを握った。距離を詰めて打ち合いを仕掛け、5回にはカウンターの左ストレートをボディーにヒットさせ、6回以降はガードの上からでもフックやストレートを叩きつけ、王者を苦しめた。
それでもレオは一枚上手だった。和毅の圧力にも屈せず自分の距離を見つけ、いいタイミングでパンチを繰り出し、効果的なパンチを見舞った。和毅も時折、ボディーや顔面にヒットさせるが、ぐらつかせるまでにはいかない。そして終盤、手数でも王者が上だった。

試合後、和毅は「冷静にいこうと思い過ぎたのが、今回の結果。最後、いけたかなとも思ったけど、挑戦者としては一歩足りなかった。まあ、1回からいってたらと終わってからは言えるけど、勝負は一回きり。それはしゃあない。力は出し切った」と負けを認めた。

しかしこの一戦で手応えもつかんだ。和毅は「フェザーで一番強いといわれている選手に、あと一歩までいけた。実力が落ちて、やられているわけではない。紙一重。工夫でいける」と、まだ最終章が終わったわけではないことを感じさせる言葉を残した。

果たして和毅の挑戦は今後どんな展開が待っているのか、その動向に注目したい。

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