ソシエダでは50試合で4ゴールと大失敗…… それがバレンシアでは“19戦6ゴール”と躍動した点取り屋の将来はどうなる

バレンシアでは予想以上の活躍を見せたウマル・サディク photo/Getty Images

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ソシエダで未来はあるか

果たして2024-25シーズン後半戦の輝きは偶然だったのか、それとも本来の実力だったのか。

何とも評価が難しくなっているのが、レアル・ソシエダからバレンシアにレンタル移籍していたナイジェリア人FWウマル・サディクだ。

ソシエダサポーターの中では、サディクの評価はかなり低いだろう。2022年にアルメリアから2000万ユーロの移籍金で加わったが、通算50試合に出場して4ゴール2アシストと大失敗だった。
ソシエダでは戦力と計算されず、2024-25シーズン後半戦は同じスペイン1部のバレンシアへレンタル移籍することに。ところが、バレンシアでは予想に反して19試合で6ゴールを記録。後半戦の19試合だけでソシエダでの通算得点数を超えてしまったのだ。

バレンシアでは主力となっており、1000万ユーロで完全移籍に切り替えるプランもあった。しかしスペイン『Mundo Deportivo』はバレンシア側がそのオプションを行使しなかったと伝えていて、今後サディクがどう動くか分かりづらくなっている。

ソシエダではフィットしなかったが、2024-25シーズンを最後に指揮官イマノル・アルグアシルは退任している。後任にはセルヒオ・フランシスコが就任しており、指揮官が代わればチームスタイルも変化するものだ。フランシスコはソシエダのBチームで指揮官を務めていた人物だが、新指揮官の下ではサディクがフィットするなんてこともあるかもしれない。

同メディアはサディクの第一優先はソシエダ残留にあると伝えているが、それは出場機会を確保できる場合に限られる。今こそセンターフォワードとして力をアピールする時だが、このプレシーズンにアピールできるか。

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