ベンフィカDFカレーラス獲得をめざすレアル・マドリード 買い戻しOP保有のマンUにディール提案か

ベンフィカのアルバロ・カレーラス photo/Getty Images

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ベンフィカの主力左SB

レアル・マドリードがベンフィカのスペイン人DFアルバロ・カレーラスの獲得を検討しているようだ。

2003年3月生まれで現在22歳のカレーラスは、2020年9月にレアルの下部組織からマンチェスター・ユナイテッドのサテライトチームに移籍。ユナイテッドでトップチーム昇格を果たした後は、ブレストン・ノースエンド、グラナダなどに期限付き移籍で在籍し、昨年夏にベンフィカへ完全移籍となった。積極的な攻撃参加が武器の左利きのサイドバックで、今シーズンはベンフィカで公式戦49試合に出場して4ゴール5アシストを記録している。

スペイン紙『Marca』によれば、このカレーラスを左サイドバックの補強候補としてレアルはリストアップし、獲得をめざしているようだ。
しかし、2029年6月末までとなっているカレーラスとベンフィカの契約には5000万ユーロ(約81億4000万円)以上のオファーがあれば契約を解除できるという条項が含まれている。逆に言えば、この金額以上を提示しない限りカレーラスの引き抜きは困難ということであり、それはレアルにとって左サイドバックの補強にかけられる資金の限度額を越えているようだ。

このため、レアルはカレーラスの買い戻しオプションを持つユナイテッドに取引を持ち掛ける方針であるという。カレーラスがベンフィカに完全移籍する際に同クラブとユナイテッドとの間で取り交わされた契約書の中には、1800万ユーロ(約29億3000万円)でユナイテッドは買い戻しオプションを行使できるという条項がある。そのため、まずユナイテッドにこの権利を使ってカレーラスを買い戻してもらって、その後レアルがユナイテッドから3500万ユーロ(約57億円)でカレーラスを獲得するというプランが浮上しているとも『Marca』は伝えている。

ユナイテッドにも差額で1700万ユーロ(約27億7000万円)の利益がある取引であり、今年夏の移籍市場で大型補強をめざしている同クラブにとっても魅力的な提案かもしれない。

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