負傷がちなジョタは「控えめに」使うのが正解? 今季こそフルシーズン稼働できるか、鍵を握るスロットのマネジメント

好調を維持するジョタ Photo/Getty Images

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休養とローテーションが力を引き出す

リヴァプールはプレミアリーグ第6節で最下位ウルブズを2-1と下し、首位に浮上した。得点はイブラヒマ・コナテとモハメド・サラーによるものだったが、どちらも演出したのはCFで先発したディオゴ・ジョタだ。ジョタ自身に得点はなかったものの、前半アディショナルタイムにコナテのゴールをアシストすると、61分にはファウルを誘ってサラーが決めたPKを獲得している。

ここまで1ゴール2アシストと活躍するジョタだが、彼は卓越した攻撃センスとともに怪我がちなことでも知られている。レギュラークラスの実力を持ちながら、過去2シーズンはそれぞれ1,151分、1,113分の出場。負傷に悩まされ思うように出場時間が伸びない。

英『Mirror』は、適度な休養とローテーションこそがジョタの力を最大限に引き出すのではと論じている。今季から指揮をとるアルネ・スロット監督は、ジョタに過度な出場時間を与えないことでうまくマネジメントしている。開幕戦のイプスウィッチ戦からノッティンガム・フォレスト戦まで、ジョタは先発したものの必ず途中交代した。第5節ボーンマス戦は休み、今回のウルブズ戦ではじめて90分フルでプレイした。実際、ジョタは現在とてもコンディションが良さそうに見える。
多士済々のアタッカー陣を抱えるリヴァプールだけに他の選手たちに出場機会を与えるという意味合いもあるはずだが、今のところジョタを「控えめに」使うスロットの方針はうまくいっているようだ。負傷がちだが出場すれば決定的な仕事を多々やってのけたジョタ。今季こそフルシーズン稼働できるか、そしてフルシーズン稼働したときには何ゴールに関与することになるのか。これからのジョタの活躍が楽しみだ。

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