チェルシーはギャラガーを売却するのか…… OBが古巣の補強戦略を強く批判 「ファンやクラブのアイデンティティ、DNAにとって、とても重要なことなのに理解できない」

PSGでプレイするウガルテ photo/Getty Images

去就が注目される1人

チェルシーでプレイするイングランド代表MFコナー・ギャラガー(24)は今夏の去就が注目されている選手の1人だ。

今シーズンは、キャプテンと副キャプテン不在の試合も多く、ほとんどの試合でキャプテンマークを巻いたギャラガー。公式戦50試合に出場して7ゴール9アシストを記録した同選手の重要性は誰が見ても明らかだが、FFPの関係やプレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)への違反を避けるために、売却候補の1人となっている。

チェルシーでもプレイ経験のある元フランス代表エマニュエル・プティ氏は『BoyleSports』にて、ギャラガー売却を検討する古巣を強く批判した。
「なぜチェルシーはギャラガーを売るのか?金のためか?ギャラガーで彼らが純然たる利益を得ていることは知っているが、だからといってチームで最も影響力のある選手の一人であり、数少ないイングランド人選手の一人を売るということにはならないはずだ」

「このような選手がチームにいることは、ファンやクラブのアイデンティティ、DNAにとって、とても重要なことなのに理解できない。チェルシーは大金を費やしたが、今は自分たちの選手を売らなければならない。彼らはこのことをもっと前に考える必要がある」

大金を使って、若い新加入選手を連れてくる今のチェルシーの補強戦略にプティ氏は苦言を呈しており、クラブに生え抜きの選手がいることの重要さを語っている。一方で、もしギャラガーを売却するということになった場合の、代役にはパリ・サンジェルマン(PSG)のマヌエル・ウガルテ(23)の名前を挙げた。

「ウガルテは優秀な選手なので、チェルシーにとって良い代役になるかもしれない。PSGではエンリケ監督のチームシートに最初に名前が挙がっていた選手の1人だが、ニューカッスルに大敗した後からお気に入りではなくなった」

またプティ氏はウガルテについて、「ボールを持つプレイはチームで最高の選手ではないが、セカンドボールを拾い、チームにバランスをもたらすことができるいい選手だ」と語っており、「もしチェルシーに加入すれば、彼はチームにフィットすると思う」とも話している。

ウガルテも今夏の去就が注目されている1人であり、仏『L'Équipe』の報道ではユヴェントスやACミランが興味を示しているという噂もある。

ギャラガーの放出には反対の人が多数だが、チェルシーは今夏、どのような動きを見せるだろうか。

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