スペインで輝きを取り戻した才能はどこへいく…… 注目集めるグリーンウッドの新天地候補となる5つのクラブ

今夏は争奪戦となるのか photo/Getty Images

ヘタフェは再レンタルを望んでいるが

現在、マンチェスター・ユナイテッドからヘタフェへレンタル移籍中のFWメイソン・グリーンウッドは今夏の去就が注目されている。

英『The Athletic』は以前、ヘタフェが再レンタル獲得に向けて交渉を開始したと報じたが、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長はスペイン『Radio Marca』のインタビューにて、「先週のニュースではマンチェスターは良いオファーがあれば売りたいということだった。なぜなら、彼はそこ(マンチェスター・ユナイテッド)に戻るつもりはないからだ」と答えた。

ヘタフェとしては完全移籍で獲得するのは金銭的に厳しいという考え方であるようで、もう1シーズンのレンタルの延長を交渉している。しかし、ユナイテッドとしてはできるなら今夏に売却をしたいという考えのようだ。そんななか、英『THE Sun』はグリーンウッドの新天地候補となるクラブとして5つ紹介している。
まずはラ・リーガから、バルセロナとアトレティコ・マドリードだ。以前から獲得に興味を示しているとされている2クラブであり、同メディアはユナイテッドの幹部はバルサのスポーツディレクターであるデコ氏とすでに話し合っていると伝えている。一方でアトレティコは獲得に興味を持っているものの、グリーンウッド獲得にかかる移籍金を気にしているようだ。

またセリエAにもグリーンウッドの新天地候補があるようだ。まずはバルサ、アトレティコ同様に以前から噂が浮上していたユヴェントスだ。同選手は今夏の獲得希望リストの上位にいるようであり、またユナイテッドはユヴェントスDFグレイソン・ブレマー獲得のため、グリーンウッドを含めた契約を準備する可能性があると、伊『La Gazzetta dello Sport』は以前に報じていた。一方のラツィオはグリーンウッドがヘタフェへレンタル移籍する前に興味を示していたクラブだ。獲得間近との報道もあったが、最終的には実現せず。しかし今夏にも再び獲得に動く可能性があると、英メディアは伝えている。

そして最後の1つはサウジアラビアのアル・ナスルだ。ここ数回は移籍市場が開く度にヨーロッパからビッグネームを引き抜いているサウジアラビアのクラブだが、グリーンウッドも狙われている選手の1人だ。しかし同メディアはグリーンウッドはCLでのプレイを熱望しており、この移籍が実現する可能性は低いだろうと、主張している。

また英『The Telegraph』によると、ユナイテッドは同選手の価格として4000万ポンドから4500万ポンド(約78億円から87億円)を新たに設定したようであり、プレミアリーグの複数クラブも契約の可能性を調査し始めたようだ。

ユナイテッドはあくまで納得できるオファーがきた場合の売却を検討しているようであり、ヘタフェに再レンタルされる可能性も十分に考えられる。今季10ゴール6アシストを記録し、輝きを取り戻した才能は今夏に争奪戦となるのか。

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