“ハーランド級”の大型ストライカーになれる ユーヴェOBが称賛するヴラホビッチの能力「偉大な選手になれる」

ユヴェントスでプレイするヴラホビッチ photo/Getty Images

セリエA得点ランク2位の得点力は本物

今季のセリエAでは優勝を決めたインテルのFWラウタロ・マルティネスが23ゴールを奪い、得点ランク首位を快走している。残り試合数を考えれば、このままラウタロが得点王を獲得する可能性が高い。

ただ、2位のユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホビッチの奮闘も見逃せない。ここまで16ゴールを記録しており、ユヴェントスの現状から考えれば納得の数字ではないだろうか。インテルがチーム全体で81ゴールを奪っているのに対し、ユヴェントスは47ゴールしか挙げられていない。攻撃の組織力には差があり、ストライカーにとってはインテルの方がプレイしやすい環境と言える。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、ユヴェントスOBのアレン・ボクシッチ氏はヴラホビッチの能力を絶賛しており、同じ大型FWとしてマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドにも負けない存在になれると語る。
「ヴラホビッチはまだ24歳と若い素晴らしいストライカーだ。彼はフィオレンティーナとユーヴェでクオリティの高さを示してきた。ドゥシャンもハーランドのような偉大な選手になれるだろう。誰かと比較するのは好きではないけどね。それでも、センターフォワードがイタリアで得点するのはイングランドよりも難しいものなんだ」

同氏がユヴェントスでプレイしたのは1996-97シーズンのことだが、当時は豪華なチームメイトに囲まれていた。一方で、現在のユヴェントスはやや攻撃陣のピースが不足している。同氏はその点もヴラホビッチにとって難しい環境と考えている。

「アタッカーは常に自分の後ろにいるチームメイトに依存するものだ。その点私は運が良かったよ。振り返れば、そこにはジダン、ユーゴヴィッチ、デシャン、コンテがいた。そして私と同じ前線にはデルピエロ、ヴィエリだ。今のヴラホビッチは少々難しいユーヴェでプレーしているね」

ヴラホビッチはフリーキックも得意としており、ゴールを奪う武器を色々と兼ね備えている。トップレベルの点取り屋であることは確かで、今後さらなる得点量産も期待できる。

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