インテル時代のエトーと重ねられる献身性 ローマで攻守に走り回るエル・シャーラウィの新境地

ローマでプレイするエル・シャーラウィ photo/Getty Images

デ・ロッシ体制のローマで重要戦力に

ジョゼ・モウリーニョの下で3冠を達成した2009-10シーズンのインテルでは、サミュエル・エトーが献身的な働きを見せていた。本来はゴールゲッターだが、エトーはウイングの位置に入って守備にも奔走。泥臭い仕事もこなせるのがエトーの良さだった。

伊『Gazzetta dello Sport』がそのエトーと重ねたのが、現在ローマでプレイするFWステファン・エル・シャーラウィだ。

エル・シャーラウィはゴールゲッターというわけではないが、主に攻撃的なウイングに入る選手だ。しかし、指揮官ダニエレ・デ・ロッシ率いるローマでは守備面でも重要な役割を果たしている。
例えばヨーロッパリーグ準々決勝では同じイタリアのミランと対戦したが、デ・ロッシは本来左サイドを本職とするエル・シャーラウィを右サイドへ回している。ミランは左サイドバックのテオ・エルナンデス、左ウイングのラファエル・レオンが攻撃の中心で、エル・シャーラウィにはここを抑える役割が任されたのだ。

エル・シャーラウィは1stレグ、2ndレグともにフル出場し、チームの3-1勝利に貢献。得点を決めたわけではないが、その貢献度はサポーターも認めるところだろう。

エル・シャーラウィといえば2019年にローマを離れて中国の上海ポートへ移籍しており、1度欧州を離れている。2010年代は中国スーパーリーグへ向かう選手も多かったが、そこから5大リーグへ戻って活躍する選手はあまり多くない。エル・シャーラウィのようなケースは珍しいと言えるか。2021年にローマへ戻ってきた31歳のエル・シャーラウィは充実した時間を過ごしていて、脇役的な立ち位置からチームに貢献している。

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