ジンチェンコ、冨安、キヴィオルもいるのに? アーセナルは左サイドバックの補強に動くべきか「左のスペシャリストが必要」

ジンチェンコはビルドアップの部分に強みがある photo/Getty Images

候補者は多いが……

アーセナルの最終ラインにおいて、人選に悩むポジションがあるとすれば左サイドバックだろう。右はベン・ホワイトが不動の存在となっていて、センターバックはウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスが黄金ペアを形成している。

一方で左サイドバックは候補者が多い。ここまでの1番手はオレクサンドル・ジンチェンコだが、『The Athletic』は長所と短所が分かりやすい選手とジンチェンコを評価している。アーセナル独特のビルドアップでは力を発揮するが、サイドバックとしての守備力には課題があるのだ。

27歳を迎えているジンチェンコとは2026年まで契約を結んでいるが、同メディアは今夏にも左サイドバックの補強に動くべきとの見方を示す。
左にはジンチェンコの他にヤクブ・キヴィオル、さらには日本代表DF冨安健洋を回すこともできる。しかし、いずれも左サイドバックのスペシャリストとは呼びづらい。同メディアはトップレベルの左サイドバックを獲得すべきとの考えだ。

「アーセナルの夏のやるべきことリストには、新しい左サイドバックの獲得が含まれている。候補者は多く、ヤクブ・キヴィオル、冨安健洋、ユリエン・ティンバー、そしてレンタル組にはキーラン・ティアニーとヌーノ・タバレスもいる。指揮官のアルテタには豊富な選択肢があるが、依然として理想的な解決策を模索しているようだ。おそらくチームには左のスペシャリストが必要なのだろう。ティンバーと冨安も、右サイドかセンターバックの方がスムーズにプレイできる。ジンチェンコも守備の選手というより、中盤のマインドに近い」

先週にはバイエルンとチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグで対戦したが、この時はキヴィオルの守備対応が問題視された。守備の不安はジンチェンコも同じで、冨安や負傷離脱中のティンバーはサイドバックとして攻撃面に物足りなさが残る。候補者は多いが、最終ライン完成へさらなるピースが必要か。

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