スパーズの “スーパーサブ”的存在へ 新天地でしのぎを削るB・ジョンソンが見せる確かな成長

トッテナムの大きな武器になりつつある photo/Getty Images

ルートン戦で2ゴールに絡む

プレミアリーグ第30節でルートン・タウンと対戦したトッテナム。2-1で勝利したこの試合で素晴らしいパフォーマンスを見せたのがブレナン・ジョンソンだ。

開始早々に失点を許したトッテナムは前半から多くの決定機を作るもあと一歩のところでネットを揺らせず、1点リードされたまま折り返しに。そんななか、後半から出場したのがB・ジョンソンだ。

デヤン・クルゼフスキに代わり右サイドで出場したジョンソンは、51分にクロスからオウンゴールを誘発。さらに86分にはソン・フンミンのゴールをアシスト。チームを逆転勝利に導く2ゴールに絡む活躍を見せたのだ。ギリギリのところでDFにクリアされてしまったが、81分に決定機を迎えるなど終始右サイドで攻撃を牽引した。
途中出場からチームを救う働きを見せたB・ジョンソンについて英『Daily Mail』は、「スーパーサブだ」と綴り、決定的な働きを見せた同選手を称賛。さらにアンジェ・ポステコグルー監督もこの日のパフォーマンスを称賛し、熾烈なレギュラー争いに挑むB・ジョンソンの課題を語った。

「ブレナンは素晴らしかった。彼を起用し、彼とティモ・ヴェルナーをワイドでプレイさせることで、彼らを引き伸ばすことができると考えた。後半は両ウイングの活躍が目立った。ブレナンにとっては素晴らしいことだ。彼にとっての課題は、その一貫性を維持し、プレイするたびにインパクトを与えることだ」

今シーズンよりトッテナムに加入したB・ジョンソン。ノッティンガム・フォレストでは絶対的な存在であったが、トッテナムではヴェルナーやクルゼフスキ、そしてソンといった選手とポジションを争わなければならず、レギュラー定着は簡単ではない。しかし、定位置獲得に向けしのぎを削る日々はB・ジョンソンにとって大きな影響を与えているに違いない。

B・ジョンソンはここまでトッテナムで公式戦25試合に出場し4ゴール7アシストを記録している。チームの絶対的な存在になるまでは時間がかかるかもしれないが、両ウイングをこなすことができる同選手は大きな武器となっている。新天地でスター選手らとしのぎを削るアタッカーの成長が楽しみだ。


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