韓国・Kリーグを沸かせた助っ人がもうピンチ? 低いパフォーマンスレベルでもうブーム終焉の恐れ

FCソウルに加入したリンガード photo/Getty Images

試合では5万人の観衆を集めたが……

韓国のKリーグでは、今冬にちょっとしたビッグディールがあった。マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍してきた元イングランド代表MFジェシー・リンガードがFCソウルに加入したのだ。

リンガードは超のつくスター選手というわけではないかもしれないが、韓国サッカーファンの反応は大きかった。3月10日に行われた仁川ユナイテッドとのゲームでは、5万人を超える観衆がスタジアムに集まっている。

しかし、パフォーマンスそのものは評価されていない。チームを指揮するキム・ギドンからは、運動量が少ないと厳しい指摘を受けた。
同指揮官は2週間前の済州ユナイテッド戦に途中出場したリンガードについて、「途中出場にも関わらずハードワークもせず、デュエルを避けていた。ネームバリューはピッチの上で何の意味も持たない」とコメントしていた。

しかも英『TalkSport』によると、リンガードは膝の半月板を負傷してしまったようで、先日の江原戦は欠場している。回復にはもう少し時間がかかるようで、早くも韓国でのキャリアが危ういものとなってきているのだ。

同メディアは昨季所属していたノッティンガム・フォレスト戦でも継続的にプレイ出来ていなかったこともあり、コンディションが上がっていないと指摘。ソウルでも即戦力とは計算しづらいのだろう。加入当初の盛り上がりは大きかったが、早くも空気は不穏なものとなりつつある。

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