プレミアリーグ第25節でホームにチェルシーを迎えたマンチェスター・シティ。
前回対戦は撃ち合いとなった両者のカードだが、この試合で先にスコアを動かしたのはチェルシーだ。42分にカウンターから最後はFWラヒーム・スターリングに決められ、シティは1点を追う展開に。
前半はチェルシーにチャンスを作られることも多かったが、後半はシティペースに。しかしチェルシーの集中した守備を前になかなか点が取れない。敗戦ムードかと思われた83分、MFロドリが強烈なシュートを決め、1-1の引き分けに。試合はこのまま終了し、シティはなんとか勝ち点1を獲得した。
シティはこの試合31本ものシュートを放つも枠内シュートは5本。ストライカーのFWアーリング・ハーランドは9本のシュートを放ち、ゴール期待値(xG)1.71を記録しながらもノーゴールに終わった。
チャンスがありながらも最終的に不発に終わってしまったシティのストライカーだが、指揮官のペップ・グアルディオラは自身の得点記録と比較しこの試合のハーランドを擁護した。
「彼が9本のシュートを打てたのは良かった。次の試合で彼は得点するだろう。聞いて欲しい、私はサッカー選手だった。11年間プレイし、11ゴールを決めた。何という数字でしょう?」
「シーズンに1ゴール、それが私の統計だ。だから、私はストライカーに彼らが何をしなければならないかについてアドバイスするのにふさわしい人間ではない。私たちはチャンスを作り、彼にもチャンスがあった、そして次の試合では彼が得点するだろう」
「それは(彼を)責めるつもりはありません……これはサッカーであり、人間だ。それはチームとして、グループとして、前半は自分たちのレベルのパフォーマンスができなかっただけだ」(英『BBC』より)
今節はリヴァプール、アーセナルが共に勝ち点3を獲得したため、シティは3位に落ち、リヴァプールとの勝ち点差は4と広がった。しかし、シティは1試合少ないため、21日に行われる未消化分の試合に勝てば、リヴァプールと勝ち点差1まで詰めることができる。
次のブレントフォード戦も落とせない試合となるが、今回不発に終わったハーランドは得点を奪うことができるのか注目だ。