アーセナル中盤のコントロールマスターが輝きを放った MOTMジョルジーニョはリーグ終盤に向け欠かせない存在に

MOTMに輝いたジョルジーニョ(左) photo/Getty Images

素晴らしい出来だった

プレミアリーグ第23節、アーセナルはホームで首位リヴァプールを3-1と破った。ここで敗れれば優勝争いから一歩後退してしまう状況だっただけに、大きな勝利となった。

この試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、先発したベテランMFジョルジーニョだ。デクラン・ライスの前で、ときには並んで巧みに試合をコントロールしたジョルジーニョ。リヴァプール守備陣の隙間に有効なスペースを発見する彼の戦術眼はこの試合で存分に活かされており、90分を通しての老獪なパフォーマンスは素晴らしいものだった。

英メディアにも絶賛が並んでいる。『Daily Mail』は「試合を通して冷静さを保ち、白熱した試合でテンポを決め、プレイをコントロールした。正しくプレイヤー・オブ・ザ・マッチを受賞した」と、両チーム通して最高の評点「9」を与えた。『Evening Standard』も「アーセナルにコントロールを与える手段として中盤に投入され、素晴らしかった。ガナーズでの最高のパフォーマンスの1つであり、数年を巻き戻した」と、こちらも「9」を与えている。
アーセナルの中盤はライス、マルティン・ウーデゴー、そしてもう1人で構成されるが、この「もう1人」のポジションにさまざまな選手が起用されている。カイ・ハフェルツであったり、レアンドロ・トロサールであったり、エミール・スミス・ロウであったりと試合によって異なるが、ジョルジーニョをライスと併用すればリヴァプールのような相手でもゲームをコントロールできる。トーマス・パルティも再離脱し中盤の底はやや層が薄いが、このベテランはリーグ終盤、想像以上にアーセナルに貢献することになるかもしれない。

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