日本代表MF田中碧の獲得をボルシアMGが検討中、独紙報道

正月のタイ戦でもプレイした田中碧 photo/Getty Images

獲得資金の目途が立って一気に進展も

ブンデスリーガ1部ボルシアMGは、同2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属するMF田中碧の獲得を検討していると独紙『Bild』が伝えている。
 
田中をめぐるボルシアMGの動きは、今冬の移籍市場が開いた昨年末頃から現地メディアに度々取り上げられてきた。ボルシアMGのU-21フランス代表MFマヌ・コネに複数のビッグクラブが関心をしめしていて、コネが移籍した場合の後釜として以前から同クラブが注目していた田中を検討しているというものだったが、2026年6月末まで契約を残しているコネの売却にあたってボルシアMGは3000万ユーロ(約48億円)を移籍金の最低ラインとして設定していることから、コネの移籍とそれに伴う田中のボルシアMG入りの実現性を疑問視する声もあった。
 
しかし、『Bild』は同じくボルシアMG所属のMFフロリアン・ノイハウスに移籍話が浮上していることから、コネが残留した場合でも田中がボルシアMGに来る可能性はあると報じている。ドイツ代表歴もあるノイハウスだが、守備重視の戦い方を採っているボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督からの評価は低く、イングランドのウェストハムから来たノイハウスのレンタル移籍のオファーを検討しているという。ウェストハム側は、レンタル料の他にレンタル中のノイハウスの給料を負担することも提案していることから、ノイハウスの動向次第では田中の移籍金としてデュッセルドルフが要求しているとされる300万ユーロ(約4.8億円)を賄える目途が立つと『Bild』は伝えている。
 
田中の去就についてデュッセルドルフで役員を務めるクラウス・アロフス氏は、現地メディアの取材に対して「アオは『ブンデスリーガ1部でプレイしたい』と明言していた。我々は彼の移籍に関する話を除外しない」と以前コメントしていたが、今後ボルシアMGとの交渉が一気に進展する可能性も十分にありそうだ。

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