司令塔の加入はスパーズ最大の補強に 11試合の出場ながらもここまでのプレミア最高の平均評価を獲得

トッテナムの司令塔マディソン photo/Getty Images

最高のスタートダッシュに大きく貢献

アンジェ・ポステコグルー率いるトッテナムの今シーズンの補強は当たりが多く、すでにチームに欠かせない存在になっている選手ばかりだ。

今シーズンよりチームにはGKグリエルモ・ヴィカーリオ、DFミッキー・ファン・デ・フェン、DFペドロ・ポロ、DFデスティニー・ウドジェらといったメンバーが加わり、冬にはFWティモ・ヴェルナーとDFラドゥ・ドラグシンを獲得している。

多くの選手がすでにトッテナムに欠かせない存在となったが、中でも大当たりの補強となったのはレスターから獲得したMFジェイムズ・マディソンだろう。マディソンはプレミアリーグ11試合に出場し3ゴール6アシストをマーク。第11節チェルシー戦で負傷し、現在も離脱しているが、『Who Scored.com』による今シーズンのプレミアリーグの最高平均評価を獲得している。
同メディアによる、マディソンのここまでの平均評価は「7.58」となっており、FWアーリング・ハーランド(7.53)、FWブカヨ・サカ(7.51)、FWモハメド・サラー(7.47)よりも高い数字を記録している。サラーやサカよりも出場時間が少ないこともあるが、マディソンが出場した11試合でいかにいいパフォーマンスを残してきたかがわかる数字でもある。

攻撃的MFであり、1試合あたり2本のキーパスを出しているにも関わらず、パス成功率は驚異の85.1%を記録しているマディソン。開幕から10試合で8勝2分という圧巻のスタートダッシュを飾ることができた1つの要因はマディソンの存在だ。

マディソンが怪我した11節を含め、その後のリーグ戦5戦は怪我人続出の影響もあり1分4敗と苦戦を強いられた。最近は調子を取り戻しており、再び勝ち点を積み重ねているが、マディソン不在の影響は大きかった。

マディソンの怪我は少しずつ回復しているようで、復帰までもう少しだと考えられている。トッテナムではまだリーグ戦は11試合しか出場していないが、それでも同選手が残したインパクトは大きかったと言える。

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