“5番手”からの復活劇 月間最優秀選手のマグワイアを英メディアが分析「頼もしい存在としての地位を再確立している」

批判をはねのけたマグワイア photo/Getty Images

11月はリーグ戦全試合でクリーンシート

11月のプレミアリーグ月間最優秀選手に選ばれたマンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイア。一時、序列は低下し“5番手”との声もあったマグワイアだが、現在ではユナイテッドの中心選手として活躍している。

英メディア『The Athletic』は、マグワイアの好調の要因のひとつに彼のプレイスタイルの変化をあげている。 

「11月の守備のプレイのほとんどはペナルティエリア内でのものだった。チームがボールを保持していないときは深く下がり、守備をしなければならない時はゲームの大半を自分の前に保つ。過去1年半で見られた、4バックから飛び出してタックルを決め、カウンターをカットするマグワイアの姿はない。つまりタックルをミスして警告を受けたり、後方にスペースを空けて相手に隙を与えたりするようなマグワイアはもういない」
また同メディアは、交代要員となったDFラファエル・ヴァランと比較しながら、マグワイアをユナイテッドにとって重要な選手だと分析した。

「マグワイアは広いスペースを守る能力ではフランス人に劣るかもしれない。しかし、優れたプログレッシブなパスの出し手であり、プレミアリーグのDFの中ではほとんど誰も敵わない空中戦の強さも持っている。調子やフィットネスが不安定になりがちなチームにおいて、頼もしい存在としての地位を再確立している」

不遇の時期を過ごし、多くの批判にもさらされたマグワイア。今夏には退団も噂されたが、今ではユナイテッドにとって不可欠な選手になった。ユナイテッドは逆境をはねのけたマグワイアとともに、試練の時を乗り越えることができるか。

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