1-0で勝てているのはアーセナル“成長の証” プレミア制覇へ求められる渋い勝ち方

プレミア首位に立つアーセナル photo/Getty Images

渋い勝ち方にも思えるが……

先日マンチェスター・シティがリヴァプールと引き分けたことにより、アーセナルがプレミアリーグの首位に立った。

昨季逃したプレミアのタイトル獲得へ悪くない序盤の戦いだが、昨季ほどの爆発力があるわけではない。先日のブレントフォード戦も1-0のスコアで勝利を収めており、渋い戦い方と感じているサポーターも少なくないだろう。

ただ、『ESPN』は優勝を目指すうえでは1-0の勝利が欠かせないと主張する。アーセナルは昨季も優勝争いを展開していたため、相手チームも警戒感を強めている。アーセナル相手に守備を固めてくるチームも多く、ブカヨ・サカやガブリエウ・マルティネッリらが仕掛けるスペースが限られているゲームも目立つ。
ポジティブなのは守備の安定だ。ここまで13試合でプレミア最少となる10失点にまとめており、最終ラインはウィリアム・サリバやガブリエウ・マガリャンイス、冨安健洋らピースが揃っている。ここの層の厚さはプレミア屈指だ。

その守備を活かしつつ、アーセナルは今季ここまで早くも4度1-0のスコアで勝利を収めている。接戦で勝ち点3を拾えるチームは強く、その安定感がなければ優勝は目指せない。

渋く勝てるチームになったアーセナルはプレミアのタイトルに手が届くのか。同メディアは1-0勝利の増加こそ若きアーセナルの成長の証と称えており、今後も粘り強い戦いが求められることになりそうだ。

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