プレミアの離脱中選手、その数現在103人 残念すぎる今季のケガ人の多さ

トッテナムでは期待の大型DFファン・デ・フェンが長期離脱 photo/Getty Images

中断期間はむしろありがたい?

プレミアリーグは12節を終えたところで、インターナショナルウィークへ突入することになった。

1位から5位までが勝ち点3以内にあり、非常にエキサイティングなタイトルレースが繰り広げられている一方、残念なのがケガ人の多さだ。英『Mirror』は、この中断期間の時点で103名の選手がケガや病気で戦線を離脱していると報じている。

王者マンチェスター・シティは、開幕戦から最重要MFケビン・デ・ブライネの負傷離脱という悪夢に見舞われた。同じく、アーセナルに加入したばかりの期待のDFユリエン・ティンバーが開幕戦から右膝前十字靭帯を損傷し、シーズン後半に戻れるかどうかという長期の離脱となった。ファンにとっても、期待の選手のプレイが見られないのは寂しいものだ。
離脱者数の内訳を見ると、ボーンマスが7人、アーセナルが7人、アストン・ヴィラが4人、ブレントフォードが7人、ブライトンが7人、バーンリーが2人、チェルシーが6人、クリスタル・パレスが3人、エヴァートンが3人、フラムが3人、リヴァプールが6人、ルートンが6人、マンチェスター・Cが3人、マンチェスター・Uが9人、ニューカッスルが9人、N・フォレストが3人、シェフィールド・Uが9人、トッテナムが7人、ウェストハムが0人、ウォルバーハンプトンが2人だ。

スカッド全員が元気なのはウェストハムのみ。トッテナム、マンチェスター・U、ニューカッスル、シェフィールド・Uあたりは辛いところがある。なお、賭博関与で出場停止中のニューカッスルMFサンドロ・トナーリなどは人数に含まれておらず、ニューカッスルの状況はさらによくない。逆にチェルシーはシーズン開幕前から負傷者が連続していたが、早いタイミングで離脱したDFリース・ジェイムズなども復帰しており、やや状況は上向いてきたといえる。

このように離脱者が多数出ていることを考えると、インターナショナルウィークでの中断は、離脱中の選手や監督にとってむしろありがたいものとなるかもしれない。プレミアリーグはただでさえ過密日程。リーグとしてはこれ以上ケガ人を増やさないためにも、スケジュールの調整や再試合の見直しなどの検討を続けていくべきだろう。

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