「ジンチェンコよりも優先的に先発すべき」 “左SB”としても完成した冨安は1番手となるにふさわしい?

セビージャ戦で高い評価を受けた冨安 photo/Getty Images

セビージャ戦でのパフォーマンスに称賛の声

オレクサンドル・ジンチェンコに代わる左サイドバックの1番手となれるだろうか。アーセナルで日本代表DF冨安健洋の評価が上昇中だ。

以前より冨安の実力は認められていたが、アーセナル加入以降は怪我の問題で稼働率が上がらなかった。それも序列争いで出遅れた理由で、サイドバックでは右がベン・ホワイト、左がジンチェンコで固められていた。

しかし、今季の冨安は日本代表戦を含め序盤から印象的だ。24日にはチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のセビージャ戦に左サイドバックとしてフル出場し、チームの2-1勝利に貢献。アーセナル公式は、このゲームのMOMに冨安を選んでいる。
サポーターからの評価も高い。難しいアウェイでのセビージャ戦で左サイドをプロテクトした冨安に対し、SNS上ではもっと先発させるべきとの声も目立つ。

「MOMにふさわしい。もっと先発すべきだ」

「ジンチェンコよりも優先的に先発すべきだ」

「守備面は常に安定し、攻撃面ではますます柔軟になってきた。ジンチェンコは冨安のプレイを見てプレッシャーを感じているに違いない」

「過小評価されているスーパーヒーローだ」

ジンチェンコは攻撃面に強みを持つレフトバックで、ビルドアップ時に中盤へ絞る偽サイドバックの動きも得意としている。そこには指揮官ミケル・アルテタもこだわりがあるようだが、最近は冨安も同様の役割をこなしつつある。セビージャ戦でもFWガブリエウ・ジェズスへ一本のパスでチャンスメイクするなど、ビルドアップでも冨安は力になれる。

守備面においては、明らかに冨安がジンチェンコを上回る。1対1は地上戦、空中戦ともに冨安の方が安定しており、スペースを埋める動きも秀逸だ。

最近のパフォーマンスを見れば、冨安を1番手にと考えるサポーターが増えてくるのも頷ける。以前よりコンディションさえ安定すればトップレベルの活躍ができると期待されてきたが、今の冨安は最終ライン1番手にふさわしい活躍ぶりではないだろうか。

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