マウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎え、12位に終わってしまった昨シーズンからの巻き返しを図りたいチェルシー。
今シーズンも豊富な資金を使い、MFモイセス・カイセドをはじめとする多くの新戦力を獲得した。しかし、プレミアリーグ8試合を終えて3勝2分3敗の11位で思うようなスタートダッシュは切れていない。
カラバオカップを入れると直近3試合は3連勝を飾っており、少しずつではあるが、チェルシーは調子を上げてきている。今夏も多くの新戦力を獲得したチェルシーだが、『Who Scored.com』は「コール・パーマーはチェルシーにとって最も影響力のある夏の契約選手であることが判明」という見出しで同選手のパフォーマンスを取り上げている。
チェルシーが3連勝を飾ったこの3試合はパルマーがスタメン出場した試合であり、まだ3試合ではあるがパルマーがスタメン出場した試合はチェルシーは無敗だ。パルマーは90分あたり2.6本のキーパスを記録しており、これはチェルシーの選手の中でトップの数字だという。
また、同メディアによると、パルマーは1試合あたり平均3本のシュートを打っており、これより多いのはニコラス・ジャクソン(3.2本)だけだという。またチェルシーは43%もの割合で右サイドから攻撃しており、これを超えるのはシェフィールド・ユナイテッド(46%)だけのようだ。
チェルシーは直近3試合で7ゴールをマークしており、そのうち3ゴール(1ゴール2アシスト)にパルマーは直接関与している。
今シーズンは、コミュニティシールドとUEFAスーパーカップで得点を決め、マンCでの飛躍が期待されていたパルマーであったが、移籍最終日に約4000万ポンドの移籍金でチェルシーで移籍した。
マンCでは限られた出場時間の中で、少しずつ存在感を示してきたパルマーであったが、出場時間を確保しつつあるチェルシーでは早速、自身の価値を示している。
チェルシーの次の相手はライバルのアーセナルだ。しかし、パルマーはU-21イングランド代表とU-21セルビア代表との試合で、怪我をしたためアーセナル戦への出場が不安視されている。
出場できるかどうかはまだわからないが、アーセナルを相手にパルマーはチームを勝利に導く活躍を見せることができるだろうか。