コロ・ムアニ、鎌田大地らの退団痛すぎた リーグ最少のシュート57本で4ゴールしか奪えぬフランクフルトの現状

引き分けが目立つフランクフルト photo/Getty Images

ここまではリーグワーストタイの得点数

今季ここまでブンデスリーガ6試合を戦い、順位は9位。フランクフルトの立ち位置は決して悪くない。

しかし、深刻な得点力不足に陥っているのだ。ここまで成績は1勝4分1敗、得点数は僅か4点だ。失点は5点に抑えているのだが、得点数が少ないために勝ち切れない。引き分けが増えている原因はそこにある。現時点で4ゴールは、17位ケルン、最下位マインツと並んでリーグワーストだ。

シュート数も6試合で57本となっており、こちらはリーグワーストの少なさである。
これは開幕前より予想されていたことではある。フランクフルトは今夏にFWランダル・コロ・ムアニ、MFイェスパー・リンドストローム、そして日本代表MF鎌田大地を手放しており、3人とも攻撃面で特別な存在だった。その3人が一気に抜けたとなれば、その衝撃は大きいだろう。

今季フランクフルトの得点数は4ゴールとなっているが、そのうちの1点も移籍前のコロ・ムアニが決めたものだ。コロ・ムアニは今季開幕戦のダルムシュタット戦で1ゴール決めており、フランクフルトも1-0で勝利。これが今季唯一の勝利となっている。

残りの3点を今夏に加えたFWオマル・マーモウシュ、サンテティエンヌから加えたDFニエル・エンクンク、レンタルから完全移籍に切り替えたMFエリック・ジュニオールら新戦力が決めているのは心強いが、得点力不足の問題を解消するのは簡単ではないだろう。

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