すでにラウタロの“名相棒”としてインテルで絶対的地位確立 今夏No.1補強候補に挙げられるテュラムの躍動

CLのベンフィカ戦でも得点を決めたテュラム photo/Getty Images

インテルで完成する恐怖の2トップ

まだ序盤戦の段階ではあるが、今夏インテルがフリーで獲得したFWマルクス・テュラムが大当たりだ。伊『Gazzetta dello Sport』は昨季まで所属していたFWロメル・ルカクを忘れさせたと取り上げているが、同じ感想のサポーターは多いだろう。

ラウタロ・マルティネスとのコンビはすでに高い機能性を見せており、テュラムは何でも出来ることを示している。3日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のベンフィカ戦では決勝点を奪い、チームの1-0勝利に大きく貢献。今季は全コンペティション合わせて3ゴールを奪っているが、今回のベンフィカ戦や国内リーグのミラノ・ダービーで得点を挙げるなど、重要な場面で結果を出している点も心強い。

またボルシアMG時代よりウイングでプレイしていたこともあり、チャンスメイクの意識も高い。前線で体を張ってボールをキープしつつ、相棒のラウタロをシンプルに活かすシーンも目立つ。FWとしてエゴイスティックすぎないところも好印象か。
伊『Calciomercato』もテュラムの重要性はラウタロと同等のレベルにあると絶賛しており、すでに欠かせない存在だ。

「テュラムはラウタロほど得点を決めているわけではないが、同じくらい重要だ。すでにインテルにとってかけがえのない存在となっている。そのプレイのクオリティは全員を驚かせていて、チームメイトとの連携、スペースメイキング、そして同様に大事なことだが、重要なゴールを決めている」

フリー補強という点も大きく、今夏のセリエAベスト補強の1人と言ってもいいだろう。さらにラウタロとの連携が深まった時が楽しみで、インテルが誇る2トップには大きな期待がかかる。

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