インテルの“フリー補強組”は超豪華 ムヒタリアン、チャルハノール、テュラムら巧みな補強術

セリエA優勝候補にも挙げられるインテル photo/Getty Images

着実に選手層は厚くなっている

先日行われたセリエA第4節でライバルのミランを5-1で粉砕し、無傷の4連勝スタートを飾ったインテル。

伊『Gazzetta dello Sport』が称賛したのは、インテルの巧みなフリー補強だ。

ミラン戦で先制点を含む2ゴールを挙げたベテランのMFヘンリク・ムヒタリアンは、昨夏にローマからフリーで獲得。34歳とベテランではあるが、運動量も豊富な中盤の重要戦力だ。
同じく中盤に入るMFハカン・チャルハノールは2021年にライバルのミランからフリーで獲得しており、いわゆる禁断の移籍だ。チャルハノールのキック精度はリーグでもトップクラスであり、セットプレイでも計算できる。

そして今夏には、ミラン戦で衝撃のミドルを決めたFWマルクス・テュラムをはじめ、ベテランのFWファン・クアドラード、MFデイヴィ・クラーセン、FWアレクシス・サンチェスをフリーで加えており、前線にはベテランのマルコ・アルナウトビッチもボローニャからのレンタルで獲得した。

コストを抑えつつも効果的な補強が展開できており、そのフリー補強組がミラン戦で揃って結果を出したことになる。

今夏にはFWエディン・ジェコ、ロメル・ルカクがチームを離れているが、前線はテュラム、サンチェス、アルナウトビッチの補強で層の厚みは維持できた。エースのラウタロ・マルティネスを軸に、戦力は落ちていない。

クアドラードも右のウイングバックで計算でき、セリエAの環境もよく理解している。今夏の的確なフリー補強で層は厚みを増しており、インテルがスクデット最有力候補と言われるのも納得か。

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