ベンチに久保、堂安、浅野、古橋、前田、中村敬斗がいる衝撃 森保ジャパンの選手層は“日本史上最高”のレベルにある

親善試合でドイツを撃破した日本代表 photo/Getty Images

攻撃陣は2チーム作れるほどの層の厚さに

9日に行われた親善試合でドイツ代表を4-1と撃破した森保ジャパン。ドイツの状態が良くないとはいえ、アウェイで4得点を奪っての勝利は見事と言うしかない。

何より驚かされるのは、現日本代表の選手層だ。12日にはトルコ代表との親善試合を予定しているが、英『The Scotsman』はセルティック所属のFW古橋亨梧とFW前田大然の2人にチャンスがくるか気にかけている。この2人はセルティックで主力として活躍しているが、今回のドイツ戦はベンチに座ったまま出番がなかった。

ドイツ戦ではオランダのフェイエノールトへ移籍したFW上田綺世がセンターフォワードで先発し、1ゴールに加えて体を張ったポストプレイも披露した。さらに途中からはスピードスターの浅野拓磨が登場し、浅野も1ゴールを奪うなど森保監督にアピールしている。
古橋と前田もセンターフォワードが本職となり、前線はポジション争いが激しい。セルティックで得点を量産する古橋でも先発が確約されないところに、日本サッカー界の成長が感じられる。選手層の厚みで言えば、今の森保ジャパンは歴代最高と言っても大袈裟ではないはずだ。

ドイツ戦ではMF久保建英、堂安律も途中出場となっており、トルコ戦ではもう少し長い時間チャンスが与えられると予想される。同じく2列目では伊東純也と同じスタッド・ランスに移籍したFW中村敬斗も今回は出番がなく、トルコ戦のどこかで出番があれば面白い。ワイドな位置から積極的に仕掛けられる興味深いアタッカーで、2026年のワールドカップへ前線のサバイバルに絡んでくるはずだ。

また、負傷離脱しているセルティックMF旗手怜央、今回はメンバー外となっているモナコFW南野拓実も見逃せない。

旗手は6月の親善試合で実力を証明済みで、インサイドハーフの位置から攻撃に変化を加えられる。ドイツ戦に出場した守田英正や田中碧といった選手とは異なる特長をプラスしてくれることだろう。

南野も今季は絶好調だ。[4-2-3-1]のトップ下や、ドイツ戦でも見せた[3-4-2-1]のシステムでシャドーの位置に入ることもできる。モナコで調子をキープすれば、どこかのタイミングで声がかかるはず。

前線に関してはかなりの層の厚さで、今の森保ジャパンはドイツ戦とは異なる引き出しを見せることもできる。ベンチスタートだったメンバーはトルコ戦でのアピールに燃えているはずで、この史上最高クラスの選手層こそ日本が強くなっている証と言えるだろう。

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