「巧さを実感」「日本の壁」 ファンが選ぶドイツ戦の『プレイヤー・オブ・ザ・マッチ』は冨安健洋

サネの決定機を阻止した冨安 photo/Getty Images

攻守両面で違いを見せつけた

日本サッカー協会(JFA)は11日、ドイツ戦の『プレイヤー・オブ・ザ・マッチ』を発表。ファン・サポーターの投票によって、DF冨安健洋が同賞に選出されている。

現地時間9日に行われた国際親善試合でドイツ代表と対戦し、アウェイながら4-1の快勝を収めた日本代表。この一戦でセンターバックの一角を任された冨安は、危険察知の鋭さや守備範囲の広さで、いく度となくドイツのチャンスを潰してみせた。特に、GKと1対1になりそうだったレロイ・サネの決定機を防いだシーンは圧巻だった。

また、高いビルドアップ能力も発揮しており、前半の2点は冨安の逆サイドへの展開から生まれている。右利きながら、左足でも精度の高いパスが出せるのは魅力的で、90分通して攻守両面で違いを見せつけたのだ。
JFAはサッカー日本代表の公式X(旧Twitter)を通じて、冨安の『プレイヤー・オブ・ザ・マッチ』選出理由もいくつか明かしている。

「高い集中力でDFラインを終始統率し、対人、判断能力全てにおいてドイツの選手を圧倒した。彼の巧さが本当の意味で実感できました」

「守備はもちろん、得点の起点となるサイドチェンジなど、90分通して素晴らしかったから。ワールドカップ以降久しぶりの招集で、冨安選手が想像以上にコンディションを上げて日本の“壁”となっていた」

直近の代表戦では怪我の影響もあってか、満足のいくプレイができなかったり、欠場したりする試合も多かった冨安。ただ、プレミアリーグのトップクラブであるアーセナルでプレイしているだけあって、やはりその能力は本物だ。今後の成長と飛躍も楽しみで仕方がない。

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