ブンデス1部初昇格から“4年”でCLの舞台へ レアル、ナポリに挑むウニオン・ベルリンの旅

ブンデスリーガでも好調を維持するウニオン・ベルリン photo/Getty Images

これほどのスピード躍進を予想した人はいたか

31日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ抽選会にて、ドイツのウニオン・ベルリンはナポリ、レアル・マドリード、ブラガと同じグループCに入った。

この組み合わせ抽選会はウニオン・ベルリンのサポーターにとっても特別なものだったのではないだろうか。ウニオン・ベルリンは2019年に初のブンデスリーガ1部昇格を決めたクラブだからだ。

かつてのウニオン・ベルリンは下位カテゴリーでの戦いが続いており、2003-04シーズンにはブンデスリーガ2部で17位に沈んで3部へ降格、さらに2004-05シーズンには立て続けに3部でも19位に沈んでしまい、4部相当のオーバーリーガまで落ちてしまった。
その後は何とか2部まで上がったものの、2009年より2部での戦いが10年続いた。初の1部昇格を決めたのは2018-19シーズンのことだ。

その軌跡から考えると、1部昇格から4シーズンでチャンピオンズリーグ出場権を獲得したのは見事と言える。かなりのスピードであり、これはサポーターも予想していなかったのではないか。

決して派手なタレントを抱えるクラブではないが、昨季も堅い守備をベースとした堅守速攻を軸に4位と大躍進。

SNS上では「アメイジングな旅だ」、「いい話。CLで彼らを追いかけるのも面白い」、「彼らには情熱があり、簡単には引き下がらない」など、ウニオン・ベルリンの躍進を称える声が多く挙がっている。

今季もブンデスリーガでは開幕2連勝スタートを切っており、ウニオン・ベルリンは国内で着々と足場を固めつつある。レアル、ナポリを相手にするのは大変だが、ウニオン・ベルリンはなかなかに危険なチームだ。CLでもサプライズを起こす可能性はあるはずで、どこまで喰らいつけるか楽しみだ。

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