ベリンガムの穴埋めへドルトムントは“4800万ユーロ”補強 ヌメチャ&ザビッツァー獲りでブンデス制覇なるか

ライプツィヒでの経験も豊富なザビッツァー photo/Getty Images

昨季はバイエルンをあと少しのところまで追い詰めた

今夏のドルトムントにとって最重要テーマとなっているのがMFジュード・ベリンガムの穴埋めだ。今夏早々にベリンガムはレアル・マドリードへと旅立っており、ドルトムントは中盤の柱を失うことになった。

とはいえ、若手有望株を引き抜かれることには慣れている。レアルには1億300万ユーロとされる移籍金でベリンガムを売却しており、すでにその売却益で実力派MFの確保に成功している。

まずはヴォルフスブルクからMFフェリックス・ヌメチャだ。兄のルーカス・ヌメチャはドイツ代表でのプレイ歴もあるFWだが、弟のフェリックスは中盤の選手として昨季もブンデスリーガ30試合に出場している。
さらにバイエルンからは、MFマルセル・ザビッツァーを獲得。ザビッツァーもライプツィヒなどブンデスリーガ経験豊富な選手で、実力は確かだ。2019-20シーズンにはライプツィヒでリーグ戦9ゴール7アシスト、2020-21シーズンは8ゴール3アシストを記録するなど、攻撃面での貢献も期待できる。

ドルトムントはこの2人の獲得に計4800万ユーロを投じており、ひとまず中盤に実力者を加えることには成功した。このあたりの動きはスムーズと言えよう。

昨季のベリンガムはブンデスリーガでドリブル成功数1位(86回)、タックル成功数7位(76回)など攻守両面で抜群の成績を残しており、穴埋めは容易ではないだろう。ここはヌメチャとザビッツァーの頑張り次第だ。

昨季は王者バイエルンをあと一歩のところまで追い詰めたが、ドルトムントは今夏にさらなる強化を実現できるのか。左サイドバックにはボルシアMGからラミ・ベンゼバイニも加えており、新シーズンもバイエルンのライバル筆頭候補として注目が集まる。

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