スクデットに最も近い? テュラム、クアドラードも加えたインテルの新スタメンは魅力的だ

昨季はCLで決勝まで勝ち進んだインテル photo/Getty Images

戦力は整っている

昨季はナポリが圧倒的な勢いでセリエAを制したが、新シーズンのセリエAをリードするのはどのクラブか。

前評判が高いのは、昨季のチャンピオンズリーグ準優勝チームのインテルだ。DFミラン・シュクリニアル、MFマルセロ・ブロゾビッチ、FWエディン・ジェコら昨季の主力メンバーが数名退団しているが、新戦力もきっちりと獲得している。

中盤ではサッスオーロからダヴィデ・フラッテシだ。イタリア代表でもプレイしてきた若き実力者であり、セリエAでの経験も豊富で計算しやすい。
前線にはボルシアMGからFWマルクス・テュラムを獲得しており、ウイングにはユヴェントスを離れたMFファン・クアドラードも獲得した。こちらも即戦力だ。さらに現在はバイエルンGKヤン・ゾマー獲得にも近づいているとされており、まずまずバランスの良い補強ではないだろうか。

伊『Gazzetta dello Sport』は早くも新シーズンの予想スタメンを組んでいるが、GKにはゾマーだ。

3バックは右からマッテオ・ダルミアン、フランチェスコ・アチェルビ、アレッサンドロ・バストーニの3枚だ。まだ経験の浅い選手ではあるが、センターバックにはデンマークのオーフスからドイツ期待の大型DFヤン・ビセック(22)も獲得している。今後の成長に期待がかかる選手で、196cmのサイズは魅力的だ。

中盤はフラッテシ、ニコロ・バレッラ、ハカン・チャルハノールで構成し、ウイングバックには右にデンゼル・ダンフリース、あるいは新戦力候補のクアドラードが入る。左は昨季大きく成長したフェデリコ・ディマルコだ。

そして前線2トップはテュラム&ラウタロ・マルティネスとなっており、バランスは悪くない。新戦力が機能すればセリエAをリードすることも可能だろう。

王者ナポリは指揮官が交代し、ライバルのミランもMFサンドロ・トナーリをニューカッスルに引き抜かれるなど悩み多き夏を過ごしている。現時点では読みづらい状況だが、インテルの戦力は頂点を狙うにふさわしいものではないだろうか。

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