チェルシーからリーダーが消えた? 「テリー、ランパードがいて、他にはA・コール、ドログバ……」

今夏にはアスピリクエタも退団 photo/Getty Images

チームの哲学を知る者は減少している

新シーズンよりマウリシオ・ポチェッティーノを指揮官に迎えたチェルシーは、若い選手を軸に1からチームを作り直していくことになる。

今夏にはFWカイ・ハフェルツやMFエンゴロ・カンテ、マテオ・コバチッチら主力の多くが退団しており、チームの形はガラリと変わるだろう。

心配なのは、リーダーの不足だ。今夏にはDFセサル・アスピリクエタもチームを離れており、経験豊富な選手が少ない。
DFチアゴ・シウバは健在だが、英『Daily Mail』はいつまでもチアゴ・シウバには頼れないと指摘しており、長期的にチームを支えてくれるリーダーを見つけていく必要があると主張する。

「今夏にアスピリクエタが退団し、リーダーシップの空白はさらに大きなものとなる。アスピリクエタがチェルシー入りした10年以上前とは環境が対照的だ。ポチェッティーノにはキャプテンのオプションが限られている。チアゴ・シウバは傑出しているものの、長期的なオプションではない」

過去のチェルシーには、リーダータイプの選手が多くいた。それについては、退団したアスピリクエタも次のように振り返っている。

「僕が入ったとき、チームには幸運にもテリーとランパードがいて、他にもアシュリー・コールやドログバ、チェフがいた」

テリーやランパードといった選手たちは長くチェルシーを支えることになり、大型補強を繰り返す中でもチームの軸となる選手は変わらなかった。そうしたクラブの哲学を知る選手が少なくなっているのは気がかりで、長期的にクラブを支えるリーダーが完成するまでには少し時間がかかるかもしれない。

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