ライス、ベリンガム、A・アーノルドの中盤トリオはバランス最高? イングランド代表に豪華すぎる悩み発生

イングランド代表で10番任されたアーノルド photo/Getty Images

フォーデンやマディソンまで控える

EURO2024予選4試合を戦い、15ゴール1失点でグループCの首位を快走するイングランド代表。このまま問題なく予選通過となりそうで、彼らにとって欧州予選は勝利を追求すると同時に色々な布陣をテストする場にもなっている。

今月はマルタ代表を4-0、北マケドニア代表を7-0で粉砕しているが、両ゲームで話題となったのはMFトレント・アレクサンダー・アーノルドの中盤起用だ。

リヴァプールでは右サイドバックを務めるアーノルドは、高いキック精度を誇るチャンスメイカーだ。マルタ戦では1ゴール、北マケドニア戦では1アシストを記録しており、アーノルドの中盤起用は新たなオプションとなり得る。
今のイングランドはリース・ジェムズ、カイル・ウォーカーなど右サイドバックに優秀な人材が揃っており、アーノルドの場合は守備面の不安が指摘されてきた。1対1の守備対応ではジェイムズやウォーカーが一枚も二枚も上手だ。

しかし、アーノルドには2人にないキック精度がある。セットプレイのキックを任せることもでき、アーノルドの中盤起用に手応えを感じたファンも多いはず。

インサイドハーフにアーノルドとジュード・ベリンガム、アンカーにデクラン・ライスの組み合わせはバランスも良い。

SNS上でもアーノルドの起用法は話題を呼び、「近年では最もバランスの取れた中盤ではないか」、「トレントの中盤起用には賛成だ。右SBではもったいない」、「トレントの中盤起用はまだブラジルやポルトガルのような相手に試したわけではないから、評価はこれからだ」など、様々な意見が出ている。

インサイドハーフではジェイムズ・マディソン、フィル・フォーデンを起用することも可能で、何とも贅沢な悩みだ。

アーノルドは長いパスでゲームを展開できるところやミドルシュートに強みを持つが、このまま中盤のポジションを掴んでしまうのか。リヴァプールでも中盤起用の可能性は指摘されてきたが、先に代表でその座を固めてしまうかもしれない。

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