セリエAでたった“4回”しかドリブル突破許していない鉄壁 キム・ミンジェこそ現世界最高のCBなのか

ナポリの優勝に大きく貢献したキム・ミンジェ photo/Getty Images

ナポリでの1年で評価は急上昇した

トルコのフェネルバフチェを離れ、イタリアのナポリへ加入して1年。韓国代表DFキム・ミンジェの実力に世界が驚いたのではないだろうか。

中国の北京国安でプレイしていた頃より欧州挑戦の話題は出ていたが、なかなか実現しなかった。中には過大評価との声もあったほどだ。

しかし、そうした声は今季の1年で消えた。退団したDFカリドゥ・クリバリの穴を埋めたどころか、今やクリバリ以上ともいえる評価を手にしている。190cmのサイズを活かしたパワー、空中戦対応は5大リーグでもトップクラスで、スピード対応も申し分ない。足下の技術も十分だ。
データサイト『WhoScored』は、今季のキム・ミンジェがセリエAで4回しかドリブル突破を許していないと紹介しており、これは2000分以上プレイしている選手の中では最も少ない数字だという。

今ではマンチェスター・ユナイテッドからの関心も噂されるが、今季に限れば世界TOP5に入るセンターバックと評価してもいいだろう。

来年1月にはアジアカップ2023が控えている。韓国代表は守備の要がキム・ミンジェ、攻撃の要はトッテナムFWソン・フンミンとなるはずだ。優勝を狙う日本代表とどこかで激突する可能性もあり、その際には両名とも厄介な存在となるに違いない。

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