セットプレイとカウンターに気をつけろ 昨シーズンの雪辱を果たしたいシティにベニテスが助言

ヴィニシウスはシティの背後を突いてくる photo/Getty Images

シティの弱点をレアルはついてくる

各国のリーグも終盤戦に入り優勝争いに注目が集まるが、CLも終盤に入りベスト4まで出揃った。インテル対ACミランというミラノダービーも注目の1つだが、より注目を集めているのがレアル・マドリード対マンチェスター・シティの試合だ。この両者のカードは昨シーズンの準決勝のカードでもあった。

シティにとっては絶対に負けられないCL・ラウンド4。昨年は1stレグはシティが4-3で勝利するものの、2ndレグのアディショナルタイムに3失点を許し、2戦合計5-6で逆転負けをした。昨年の雪辱に燃えるシティについて、リヴァプールやインテル、レアル・マドリードで指揮をとったことのあるラファエル・ベニテス氏がシティの守備時の主な弱点はセットプレイ、およびDFラインの裏を突いた素早いカウンターだと、英『Daily Mail』にてコメントしている。ベニテスはリヴァプールを率いていた際に、カルロ・アンチェロッティ(現レアル・マドリード監督)のACミランと対戦し惜しくも敗戦している。

「(シティのような)ポゼッションを中心とするチームには、通常4 人や 5 人もの大柄な選手はいない。ボールを上手に扱う流動的な選手が多い。シティの選手は空中戦の対応は上手いが、体は大きくないため2、3 人の大柄な選手がいれば(セットプレイなどの空中戦は)チャンスになる。またレアルはカウンターだけではなく、ボールを保持することもできる。ボール保持とカウンターを使い分けることができる。ヴィニシウス、カリム・ベンゼマ、トニ・クロースがいるからね。そしてベンゼマがライン間にポジションをとる時やヴィニシウスがディフェンダーの背後を狙えるポジションにいる時に、レアルはカウンターを仕掛けることができる」
相手によって戦い方を変えることのできるレアルは相手の弱点をつく戦い方に特化している。昨シーズンの2ndレグも左右に振られた空中戦から2失点を許しており、当然レアルはそこをついてくると考えられる。ヴィニシウスのドリブルはもちろんだが、エースのベンゼマや勝負強いロドリゴなど気をつけるべきところは多い。しかし、シティにも昨シーズンいなかった世界最高峰のストライカーがいる。両チームとも昨シーズンと違う状況で、今回の戦いはどのようになるのか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ