シティ戦も2試合で28分間しかプレイせず バイエルンでベンチが増えるT・ミュラーの気になる起用法

バイエルンの象徴的存在であるトーマス・ミュラー photo/Getty Images

今も違いを生み出せるはずだが……

ここ最近のバイエルンで気になるのがFWトーマス・ミュラーだ。

長くクラブを支えてきたリーダーの1人であると同時に、ミュラーは今も攻撃面で高いパフォーマンスを発揮できる。気の利いたポジショニングなど、そのサッカーIQが高く評価されてきた選手だ。

しかし、シーズン途中より指揮官に就任したトーマス・トゥヘルはミュラーをベンチへ置く機会も多い。国内リーグでは直近のブレーメン戦、ヘルタ・ベルリン戦でもベンチスタートで、チャンピオンズリーグ準々決勝のマンチェスター・シティ戦も1stレグ、2ndレグともにベンチスタートで合計28分しかプレイしなかった。
レロイ・サネ、ジャマール・ムシアラ、セルジュ・ニャブリ、キングスレイ・コマン、エリック・マキシム・チュポ・モティングら他にも優秀なアタッカーはいるが、ミュラーは彼らと異なる特長をプラスできる。マンC戦のようなビッグマッチでこそ出番をもう少し与えても良かったのではないか。

独『sky Sport』によると、元ドイツ代表で解説を務めるローター・マテウス氏もミュラーの現状を気にかけている。マンCとのビッグマッチでも先発せず、国内で格下のブレーメン&ヘルタ相手にも先発しなかったため、いったいいつスタメンに入るのかと疑問を抱いているのだ。

「大きな疑問があるね。ミュラーはシティ相手にプレイしなかった。おそらくはミュラーにスピードがなく、彼に合ったゲームではなかったからだろう。だが、先週のヘルタ戦でも先発しなかった。下位のチームだが、どういうわけかフィットしなかったようだ。ミュラーはまだ2、3シーズンはプレイしたいと考えているはずで、現状はハッピーではないだろう」

33歳とベテランの領域には入っているが、トゥヘルは来季へミュラーを構想に含めていないのか。サポーターの間でも起用法には賛否両論あるだろう。

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