25Gのケインですら得点ランクの首位に立てないプレミアリーグ “元セリエA得点王”が来季参戦か

ガラタサライで結果を残すイカルディ photo/Getty Images

フラムがイカルディ獲得へ

元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディが、来季は世界最高峰のリーグに挑戦することとなるかもしれない。

現在30歳のイカルディは、2013年夏から6シーズンにわたってインテルで活躍した。ピッチ外のことで注目されることも多々あったが、ピッチ内ではストライカーとしてしっかり仕事をこなしており、同クラブでは公式戦219試合に出場して124ゴールを記録。2014-15シーズン(22ゴール)と2017-18シーズン(29ゴール)にはセリエAの得点王にも輝いている。

その後、2019-20シーズンからは戦いの舞台をフランスへ移し、PSGへ加入したイカルディ(1年目はレンタル)。2019-20シーズンと2020−21シーズンはピッチに立てばコンスタントに結果を残していたが、3年目の2021-22シーズンはリーグ戦で4ゴールと苦戦を強いられた。また、今や欧州トップクラスの豪華軍団となったPSGでは出場時間が限られることも多い。そのため、今季はガラタサライへのレンタル移籍を決断している。
イカルディのプロキャリアにおいて、3カ国目の地となったトルコ。9月初旬に移籍が決まったため、シーズン開幕後の加入ではあったが、すぐさま新天地に適応すると、ここまでリーグ戦19試合に出場して14ゴール7アシストを記録している。昨季13位に終わっていたチームの再建に貢献するとともに、現在首位に立つガラタサライの躍進を支えているのだ。

こういった活躍もあり、イカルディの将来に注目が集まっている。ガラタサライへの完全移籍も噂されるが、トルコ『AS MARCA』によると、プレミアリーグ残留が決まったフラムが同選手の獲得に近づいているとのこと。なお、もし移籍が成立した場合は、1200万ユーロ(約18億1000万円)の移籍金と300万ユーロ(約4億5000万円)のボーナスがかかる見込みだという。

アーリング・ハーランド(35ゴール)のマンチェスター・シティ加入により、25ゴールを記録しているハリー・ケインですら得点ランキングのトップに立つことができない今季のプレミアリーグ。セリエAの得点王を2度も受賞したイカルディが同リーグでどれだけやれるか見てみたいものだが、はたして。

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