CLベスト4入りのミランに“陰の英雄”がいる 中盤で走り続けるファイターに称賛を「ミランに光を与える男」

ミランの中盤で走り続けるクルニッチ photo/Getty Images

決して主役になるタイプではないが……

チャンピオンズリーグ準々決勝で同じイタリアのナポリを撃破し、ベスト4へ駒を進めたミラン。

ナポリ戦では相手守備陣をドリブルで切り裂いたFWラファエル・レオン、スーパーセーブ連発だったGKマイク・メニャンらが主役となっていたが、いわゆる陰の英雄も見逃せない。

伊『Gazzetta dello Sport』が絶賛するのは、中盤に入っていたMFラデ・クルニッチだ。
派手なプレイを見せる選手ではないが、CL決勝トーナメントではベスト16のトッテナム戦からフル出場を継続している。サンドロ・トナーリの相棒としてピッチを走り回っており、その貢献度がきっちりと評価されているのだ。

「クルニッチはミランに光を与える陰の男だ。彼の2年間のヒートマップを見ると、攻守にわたって右サイド、左サイド、あらゆる所に赤い点が散らばっている。ミラン加入以降、彼が中盤、セカンドストライカー、ウイング、サイドバックなどでプレイしてきたからだ。彼は誇り高いファイターであり、質の高いジョーカーでもある」

便利屋とも呼べる選手で、チームにはこうしたユーティリティプレイヤーも必要だ。ナポリ戦でも相手がクロスを入れてきたところに何度も顔を出しており、気の利いたポジショニングはナポリにとっても嫌だったはずだ。

今後もクルニッチのハードワークが必要となるはずで、その貢献度はもっと評価されるべきだろう。

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