《74試合で48ゴール》奪う恐怖の得点感覚 レジェンドも古橋には脱帽だ「トリックは1つ。ゴールを決めることだと」

セルティックでゴールを量産する古橋 photo/Getty Images

得点ペースは驚異的だ

2021年夏にヴィッセル神戸からセルティックへ移籍して約2年。正確にはまだ2年も経っていないのだが、ここまでFW古橋亨梧は脅威的なペースで得点を量産してきた。

ここまでセルティックでの通算成績は74戦48ゴール10アシスト。スコットランドに向かってからスランプと呼べる状態になったことはなく、毎試合のようにゴールを奪っている。

今季も終盤戦を迎えているが、今季のうちに通算50ゴールへ乗せることも可能だろう。今のスコットランド国内にセルティックと古橋を止めるDFやチームは見当たらない。
セルティックのレジェンドであるFWウィリー・ウォレス氏も古橋の得点感覚を絶賛する。

「彼は小柄だが、速くてスキルがあり、フィニッシュも優れている。アンジェ率いるセルティックで彼はずば抜けているよ。キョウゴは通算50ゴールへ迫るのに時間がかからなかったし、それを成し遂げた歴代の偉大な選手たちと並ぶにふさわしい。レイス・ローヴァーズの指揮官だったバート・ハードマンは、キョウゴのようなストライカーを『トリックを1つしか持っていない。ゴールを決めることだ!』と言っていた。彼はオールラウンドなストライカーであり、様々なタイプのゴールを決められる。加えてチームプレイヤーだ。彼はセルティックの攻撃のためにハードワークしていて、それが相手を支配できる大きな理由だ」(『Scottish Sun』より)。

相手を背負ってのプレイや、ドリブルから1人で違いを生んでしまうタイプのアタッカーではないかもしれない。しかし、ゴール前での駆け引きや動き出しは抜群だ。チームとしてその動きを活かすことができれば大きな武器となる。

今月30日にはスコティッシュ杯・準決勝で再び宿敵レンジャーズと顔を合わせる。絶対に負けられないゲームであり、サポーターが求めるのはもちろん古橋のゴールだ。

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