驚異の「平均勝率80%」  シーズン終盤に驚異的な強さを誇るペップ・シティは逆転優勝できるか

ペップ・シティの逆転優勝あるか photo/Getty Images

後半戦に強いペップ・シティ

今シーズンのプレミアリーグ優勝争いは激しさを増してきており、首位のアーセナルとそれを猛追する2位のマンチェスター・シティの争いは予測ができない状況になってきている。現在の勝ち点差は6あるが、シティが1試合未消化があり、直接対決も残しているためどちらのチームがタイトルレースを勝ち取るのかわからない。

シティはリーグ戦含め3つのコンペティションをまだ戦っているものの、先日のバイエルン戦のパフォーマンスを見ても調子は右肩上がりに感じる。現在フィル・フォーデンが急性虫垂炎の手術もあり、離脱しているが、予定より早く復帰するかもしれないという報道もあるため万全の状況で後半戦を迎えることができるだろう。

今シーズンのアーセナルは驚異的な力を見せ、素晴らしいシーズンを送っているがまだ油断のできない状況だ。なぜならシティはシーズン終盤にとても強いからである。過去6回のシーズン残り10試合で合計145ポイントの勝ち点を積み重ねており、これはプレミア最多記録だ。
勝率は、就任初年度の2016-17年シーズンこそ6勝1敗3分と60%に留まっているが、2017-18シーズンは80%(8勝1敗1分)、2018-19シーズンは100%(10勝)、2019-20シーズンは80%(8勝2敗)、2020-21シーズンは70%(7勝3敗)、2021-22シーズンは70%(7勝3分)と驚異的な勝率をたたき出しており、就任からの6シーズンだと平均勝率76.6%、ここ5シーズンとなると勝率は80%と後半戦の強さが数字に出てきている。そして、その5シーズンで4回の優勝を誇るシティは今シーズンも後半戦に強さを発揮するのか注目が集まっている。

首位アーセナルはシーズン終盤にシティだけではなく、ニューカッスルやブライトン、そしてチェルシーといった強豪との対戦を控えているため、より厳しい戦いが待っている。シティは先日のサウサンプトン戦には勝利したため、残り9試合。27日のアーセナルとの直接対決を制することがまずは絶対条件になるが、持ち前の終盤の勝負強さで首位アーセナルにプレッシャーをかけ続けることができるかが逆転優勝の鍵になりそうだ。

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