アヤックスMFの後頭部が流血 試合は一時中断、KNVB等が対策を発表

件の流血シーン photo/Getty Images

22人を逮捕

5日に行われたアヤックス対フェイエノールトのオランダカップ準決勝の試合中、観客から投げ込まれたライターがアヤックスMFデイヴィ・クラーセンの後頭部に直撃し、流血する事件が起こった。

『BBC SPORT』によると、試合はその事件により30分以上中断され、クラーセンはその後途中交代になった。警察からその事件で1人の男を逮捕したことが報告されたが、その後警察はさらにクラーセンにライターを投げつけた男性を含む22人を試合後に逮捕したことも発表している。

オランダサッカー連盟の声明によれば、この事件を言語道断とし、このようなことが繰り返される場合、審判に直ちに試合を中止するとのこと。
 
アヤックスとフェイエノールトとの試合が行われたデ・カイプ・スタジアムではファンによる花火の打ち上げてキックオフが延長され、更に反ユダヤ的なチャントも行われたという。
 
フェイエノールトは13日に行われるUEFAヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグのローマ戦で、ライターが投げ込まれた席を含む2000席を閉鎖することを既に発表している。
 
オランダのマルク・ルッテ首相もこの事件について、「耐えられない」「全く呆れたことだ」と述べており、FIFAの会長ジャンニ・インファンティーノ氏は、オランダ当局に措置を講じるよう呼びかけたという。
 
試合はアヤックスが2-1で勝利。決勝でPSVアイントホーフェンと当たることになっている。

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