“29試合で10敗”は11-12シーズン以来となる最悪の成績 5位インテルが暗いトンネルをなかなか抜け出せない

サレルニターナ戦で先制点を決めたが報われなかったロビン・ゴセンス photo/Getty Images

勝てなくなってしまっている

シモーネ・インザーギ監督体制1年目だった昨季のインテルは、コッパ・イタリアとスーペルコッパの2冠を達成。リーグ戦は優勝したミランにわずかに及ばず2位に終わったが、十分好成績といえる結果を残した。

ところがインザーギ監督体制2年目の今季はやや苦しんでいる。スーペルコッパは2年連続で制し、コッパ・イタリアも準決勝に進出、チャンピオンズリーグも準々決勝まで勝ち上がるなどカップ戦では奮闘しているが、一時2位につけていたリーグ戦順位は現在5位まで下がってしまっている。

特にここ最近の調子が芳しくなく、直近リーグ戦6試合の戦績は1勝1分4敗。獲得した勝ち点はわずかに4ポイントとなっている。直近のサレルニターナ戦は1点リードのまま後半アディショナルタイムに突入しようとしたが、不運な形からサレルニターナに同点に追いつかれ、結局この試合でも嫌な流れを断ち切ることができなかった。
これを受け、伊『Gianluca di Marzio』は今季のインテルのリーグ戦成績がここ10年で最も悪いと指摘している。今季のインテルはリーグ戦29試合を終えた時点で10敗を喫しているが、これより悪かったシーズンを探すには29試合で12敗を喫した2011-12シーズンまで遡る必要がある。

2位ラツィオとの勝ち点差が7、4位ミランとの勝ち点差が1とまだまだトップ4フィニッシュの可能性を残している状況ではあるが、2011-12シーズンを6位で終えたインテルはそこから2018-19シーズンまでCLに出場することができなかった。嫌な歴史を繰り返さないためにもリーグ戦残り9試合はインテルにとって意地の見せ所となりそうだ。

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