「判断ミス」「アルテタは激怒するだろう」“ジャカの悪い癖”がリヴァプールに火をつけた?

A・アーノルドともみ合うジャカ photo/Getty Images

A・アーノルドともみ合いに

プレミアリーグ第30節。リヴァプールとアーセナルの一戦は2-2のドローで決着した。アーセナルは前半に幸先よく2点を先行し、一時はこのまま圧倒するかと思われたが、42分の失点からしだいにリヴァプールのペースに飲み込まれていってしまった。

本拠地アンフィールドのムードも一変していたが、リヴァプールに流れを与えるきっかけとして指摘されているのが、アーセナルMFグラニト・ジャカのプレイだ。ジャカとトレント・アレクサンダー・アーノルドはプレイの流れのなかでちょっかいを出しあい、顔を突き合わせて睨み合っていた。この小競り合いには両者にイエローカードが出されている。

ジャカは闘志を前面に出して戦うプレイヤーだが、頭に血が上りやすいのが玉に瑕で、過去には対戦相手にノド輪を喰らわせて退場などということもあった。チームメイトもすぐにジャカを引き離していたが、英『Daily Mail』では、この挑発はチームとサポーターに火を付けてしまった愚かな行動だったと批判されている。
「敵意は伝染し、リヴァプールのチームに命を吹き込んだ。彼らは怒りに燃え上がり、後半は完全に準備が整った。すべては、ジャカの一瞬の判断ミスのおかげだ。ミケル・アルテタはきっと激怒するだろう。リヴァプールに消極的なプレイをやめる理由を与える必要はまったくなかったのに」

このあとモハメド・サラーの反撃弾があり、後半は息を吹き返したレッズの猛攻に、本拠地アンフィールドのムードは完全に火がついていた。アーセナル好調の陰で今季はやや目立たなくなっていたジャカの“悪癖”だが、よくないタイミングで出てしまったようだ。チームをまとめる副将としても、冷静であるべきだったかもしれない。

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