“99試合”FKからゴールを奪えていない…… セットプレイも立て直せるバルサのメッシ復帰案

メッシがFKを決めたバレンシア戦からもうすぐ2年が経過 photo/Getty Images

再び頼ることになるのか

大型補強の成果が現れたのはリーグ戦とスーペルコパのみ。今季のバルセロナはチャンピオンズリーグのみならず、ヨーロッパリーグでも決勝トーナメント進出を果たすことができなかった。コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)も準決勝でレアル・マドリードに敗れ、決勝進出を逃してしまった。

財政難や財務規制などの問題で今夏の補強が実現可能なのかどうかは危しいところだが、すでにさまざま選手がバルサの新戦力候補として噂に挙がっている。チーム力を底上げして来季こそは欧州カップ戦で良い結果を残したいところだ。

なかでも注目なのはパリ・サンジェルマンでプレイするFWリオネル・メッシの復帰案だ。2021年夏にバルサ退団を余儀なくされたメッシはPSGで2シーズン目を戦っており、公式戦34試合19ゴール18アシストという圧倒的な成績を残している。昨年行われたFIFAワールドカップ・カタール大会でもアルゼンチンを優勝に導く大活躍を見せており、まだまだトップで暴れ回ることができるはずだ。
そして、メッシ復帰が実現すればバルサのセットプレイからの得点率も上昇するはずだ。スペイン『MUNDODEPORTIVO』によると、バルサは公式戦99試合連続でフリーキックからゴールを決められておらず、11日のジローナ戦でも決まらなければその記録は100試合の大台に到達する。最後にFKからゴールを奪ったのは2021年5月のバレンシア戦で、これを決めたのがバルサ退団前のメッシだった。

メッシは今季も昨年10月のニース戦や2月のリール戦で直接FKを決めており、セットプレイの精度も衰えていない。もし彼の復帰を実現できるのであれば、再びFKがバルサの大きな武器となるはずだ(データは『FBREF』より)。

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