「PSGは全速力で崩壊している」 今年だけで“7敗”も喫しているスター軍団の未来

今節はレンヌに敗北 photo/Getty Images

リーグ上位陣との戦いに勝てない

来季以降の欧州制覇へパリ・サンジェルマンをどう立て直していくのか。2023年に入ってからのパリは明らかに調子を崩している。

チャンピオンズリーグでは決勝トーナメント1回戦でバイエルンと対戦し、1stレグと2ndレグの両方で敗れた。それも180分間無得点に抑え込まれての完敗だ。

国内リーグでも取りこぼしが目立つ。バイエルンに敗れたショックが残っているところもあるだろうが、19日に行われたリーグ・アン第28節ではレンヌに0-2で敗れた。まだ2位マルセイユとは7ポイントの差をつけているとはいえ、スター集団パリが国内で勝ち点を取りこぼすのは許されない。
全コンペティションを合わせると、今年に入ってからパリは7敗を喫している。国内カップのクープ・ドゥ・フランスでもマルセイユに敗れており、スペイン『MARCA』は「パリが全速力で崩壊している」と取り上げている。

国内でのタレント力はパリが圧倒的に上だが、今季は上位陣との戦いで勝ち点を落とすケースが目立っている。レンヌに敗れるのは今季2回目で、レンヌは現在5位と好位置につけているチームだ。

さらに今年1月には、その当時2位だったRCランスに1-3、2月には4位だったモナコに1-3で敗れた。格下相手に取りこぼしたというより、上位とのガチンコ対決に敗れているイメージだ。

勝ち点的にはこのままリーグ制覇できるだろうが、納得できる戦いぶりではないだろう。今夏には再び大幅にチームへ手を加える必要がありそうだ。

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